記事の要約
- Lステップには「ステップ・セグメント配信」、「キーワード応答」など便利な機能が豊富。
- 上手く使えば自動で収益を上げることもできる。
- 必ずしもLステップが全ての人に利益をもたらすわけではない。
Lステップとは?
Lステップ(エルステップ)は、LINE公式アカウントに特化したステップ配信スタンドです。今までのメルマガではメールが開封されない、LINEの公式アカウントでは登録している人たちに同じ内容のメッセージしか送れないなどの問題がありました。
Lステップは LINEメッセージだからこその高い開封率を実現することができ、メルマガなどの配信では不可能なステップ配信を使うことができます。また顧客の状況を把握し管理することができるので「ユーザーに合わせたステップ配信やセグメント配信」が可能になります。
一方LINE公式アカウントを利用するため別で公式アカウントの費用がかかりますが、Lステップはパソコン、タブレット、スマートフォンのどの端末でも操作することができ分からない事があればチャットと電話によるサポートが利用できます。
Lステップは「初期費用なし」で利用する事が可能で、広告効果を高めたい、クリック率を上げたいと考えている企業にはおすすめのシステムです。
Lステップの特徴
Lステップには3つの特徴があり「ステップ、セグメント配信」、「友だち管理」、「便利機能がたくさん搭載されている」事が挙げられます。
ステップ・セグメント配信ができる
LステップではメルマガやLINEのメッセージのような同時配信とは異なり、友だち追加した後に日を追ってメールで配信する「ステップ配信」が可能となります。
LINEの場合、友だち登録時期や興味関心に関係なく全員に同一のメッセージしか送れないので不要なメッセージを送り続けるアカウントとしてブロックされるケースがあります。
その点、 Lステップではステップ配信に加えて、細かいセグメント設定ができるのでターゲットの絞り込みが可能になり、メッセージへの反応もよくブロック率される可能性も抑えられると考えられます。
ステップ・セグメント配信は効率よくかつ効果的に配信が可能になります。その結果、相手からブロックされる可能性を回避できる効果が期待できます。
友だち管理ができる
Lステップで「顧客管理ができる」のも大きなポイントです。
友だち登録時に得た個人情報やマガジン購読状況、商品の購入履歴などを一元管理してくれます。そしてこれらの情報を分析してセグメント配信を行います。他にも対応ステータスの管理もできます。これにより複数のスタッフでの運営、管理が可能になり柔軟な対応を取る事ができます。
セグメント配信にはタグ機能があり、友だち管理から得た情報やURLのクリックなどのアクションにタグをつけることもできます。これによりタグで友だちをグループ分けすることができ、それぞれの求めている情報を的確に発信することが可能になります。その結果、友だちから高い確率で反応してくれることが期待できます。
便利機能がたくさん搭載されている
Lステップにはメッセージ配信機能だけでなく、キーワード応答やカルーセル・ボタンパネルなどのさまざまな便利機能も搭載されています。
キーワード応答は、あるキーワードに対し自動で応答してくれる機能です。相手からの応答にすぐに対応してくれるこの機能はスピード感があり、ユーザーの満足度もアップすることでしょう。
従来のメッセージやLINEチャットの返信ではお問い合わせの対応に時間を奪われ、必要な仕事にじゅうぶん時間を確保できない問題がありました。しかし応答を自動化することでこの問題を解決できる可能性があります。
またLステップにはカルーセル機能も搭載しています。これにより文字だけの発信だけでなく画像も使えるので視覚的な訴求力も上がります。相手の目を引くような画像を載せればそれだけでユーザーはタップしたくなるでしょう。スマホのフリック操作などのUI(ユーザーインターフェース)の相性も良いため相手が情報をストレスなく見ることができるでしょう。
Lステップの良い評判・悪い評判
いざシステムを導入しようとしてネットの記事を見て情報を集めても、専門家からアドバイスをいただいても新しいものにはいくらか抵抗があるものです。教えてもらっても全然分からないまま、、、なんてこともあります。
やはり一番信頼できるものは導入してどうだったか、使ってみた人たちの声が一番なのではないでしょうか?
ここではLステップの良い評判と悪い評判を紹介します。
Lステップの良い評判
売り上げを自動化できる
こちらはインフルエンサー「りゅうけんさん」のツイートです。Lステップを導入した結果、LINEで売り上げの自動化を実現しました。
やまもとりゅうけん on Twitter: "DRMやるならなんだかんだでLINE@より古典的メルマガのがよくねとは思っていたが、知れば知るほどサードパーティーのLステップの破壊力がヤバくてやっぱLINE@だなと。多分じわじわインフルエンサーにも気付かれると思う。言うたで。俺、言うたで。 / Twitter"
DRMやるならなんだかんだでLINE@より古典的メルマガのがよくねとは思っていたが、知れば知るほどサードパーティーのLステップの破壊力がヤバくてやっぱLINE@だなと。多分じわじわインフルエンサーにも気付かれると思う。言うたで。俺、言うたで。
この方は自分のサロンを運営している人でLステップを導入し、オンラインサロンへの呼び込みから教育、さらには有料講座までの販売までを全て自動化することに成功しました。
その結果、サロンの加入者数は月600人から900人まで増加し、売り上げも8ヶ月で280%増加しついには2.1億円にまで到達したとのことです。
マーケティングを組み合わせれば売り上げを最大化できる
Lステップは顧客の情報を管理、グループ分けなどもできるので顧客の属性など様々な情報を把握、リンクすることができます。なのでマーケティングやライティングとの相性も良いので上手に組み合わせて使うことでより大きな売り上げをも期待できます。
そーじろー@Lステップ構築の人 on Twitter: "【マーケティングが最強である】✅コピーライティング✅YouTube運用✅広告運用✅情報発信動画編集者からステップアップできるスキルには、全てマーケティングが絡みます。今人気のLステップにも必須です。作業者で終わりたくない人は、今からマーケティングを学びましょう! / Twitter"
【マーケティングが最強である】✅コピーライティング✅YouTube運用✅広告運用✅情報発信動画編集者からステップアップできるスキルには、全てマーケティングが絡みます。今人気のLステップにも必須です。作業者で終わりたくない人は、今からマーケティングを学びましょう!
Lステップの悪い評判
導入することが目的になってしまう
一方、Lステップ導入が目的になっていて、問題の解決になっていないことを指摘する声もありました。
よしを | Webコンサル営業 on Twitter: "ノーコードが流行ろうがLステップが流行ろうが、これらは手段に過ぎない。それよりもお客様はどこに不を抱えていて、その不を解決するための最適解は何なのか。ここを見極める力は普遍的で変わらないスキル。数字と睨めっこのトライアンドエラーを現場で泥臭く繰り返す経験こそが1番の成長剤。 / Twitter"
ノーコードが流行ろうがLステップが流行ろうが、これらは手段に過ぎない。それよりもお客様はどこに不を抱えていて、その不を解決するための最適解は何なのか。ここを見極める力は普遍的で変わらないスキル。数字と睨めっこのトライアンドエラーを現場で泥臭く繰り返す経験こそが1番の成長剤。
Lステップを導入することが目的となった結果、Lステップ頼りになってしまい売り上げが上がらず、費用だけがかかってしまったというケースもあります。 このツイートLステップなどの便利なシステムは手段でしかなく、根本的な解決策は何か、地道に模索していくことを繰り返していくことが大事だということを指摘しています。
一定数のリスト数は必要
また顧客リストが少ないと逆に売り上げが減少することや自動化の危険性に言及する人もいました。
エジソン@720万を2ヶ月で稼いだ人 on Twitter: "リスト数が500もいってないのにLステップ組んだりしてると売上は下がります離脱が増えるから当然のことです自動化は大きい実績・圧倒的な集客がそろってからでも遅くない僕は今のリスト数でも全部手動で返しますその結果少ないリスト数でも2か月で720万稼いでます / Twitter"
リスト数が500もいってないのにLステップ組んだりしてると売上は下がります離脱が増えるから当然のことです自動化は大きい実績・圧倒的な集客がそろってからでも遅くない僕は今のリスト数でも全部手動で返しますその結果少ないリスト数でも2か月で720万稼いでます
顧客数が多い時初めてLステップは効果を発揮するらしいです。少ない状態でLステップを導入、自動化に集中してしまうと売り上げが下がってしまいます。
登録者が少ないはじめの段階では一人一人のお客様に自ら、直接、返事を書いていくことが大切だということが分かります。自動化にうまみを感じてもやはり商売は人と人との関わりが大事だということですね。
最初からお客様への返答を自動化するよりも自分で直接返事する方がお客様に対しても誠実さが伝わりますし信頼を勝ち得ることができます。
上記のツイートの人も少ないリスト数でも確実に利益をあげていることが分かります。
Lステップを利用する上での注意点
Lステップを導入する上で注意しないといけないことはまず費用です。LINE公式アカウントを使っているので別の費用が発生します。またプランのダウングレードができないことや多機能すぎて使いこなせないなどの意見もあります。
Lステップサイドも今後このような意見に対応し改善していくと思いますが、まだ経験や知識がない人には扱うのが難しいツールだということを認識しといた方がいいでしょう。
まとめ
Lステップを導入すれば今まで手間だったお客様への返答などの雑務の自動化や、友だち管理機能でターゲットを絞ってそれぞれのニーズに合った配信が可能になり、各々のやるべき業務に充てる時間を増やすことができます。しかしこれはあくまでLステップというシステムが上手くその会社にフィットした設計になっているのが前提です。いいところだけに注目してしまい早まって導入すると使い方もわからない、そもそも利益が出ないなどLステップが足枷になる恐れも十分にあります。
まずはLステップがどういうものか、情報を集めて勉強しその上でLステップを取り扱っている企業にコンサルを依頼するのがベストだと思います。
そして、Lステップを導入したさいのゴールを描いて、そのためにLステップの機能はどう発揮されるべきなのか、そのために会社がしないといけないことは何かをしっかり明確にした上で検討することでLステップ導入の失敗は回避できるでしょう。そしてゆくゆくは会社の利益にLステップが大きく貢献する可能性も期待できると思います。